「
竹田の子守唄」の旅。11月3日(文化の日)の小倉、12日(日)の東京と、「
竹田の子守唄」がムラがムラを出て、初めての九州・東京公演を行った。
部落解放同盟改進支部の女性たちが、地元関西とは異なる場所でライブを行う…ずっと前から心に抱いていた願いが実現した2日間だった。
メンバーの中には、部落差別ゆえにかつては学校も満足に行くことができず、それゆえ今も読み書きが困難な人もいる。だから彼女たちは言う、「これが私たちの修学旅行」だと。「部落解放」と言えば言葉は固いが、彼女たちは「
竹田の子守唄」というルーツ・ミュージックだけを武器に反差別を訴えた。その姿勢が感動を呼んだ2日間でもあった。
(文・藤田正)
*
「人権を考える北九州市民のつどい−
竹田の子守唄ジョイントコンサート−」
2006年11月3日(土)会場:北九州市立男女共同参画センター・ムーブ
出演:
部落解放同盟改進支部女性部、
願児我楽夢(がんじがらめ)、北九州市立城野小学校太鼓クラブ、藤田正
「
古謝美佐子唄会スペシャル−沖縄と竹田、河内の伝えウタ」
2006年11月12日(日)会場:東京・新橋ヤクルトホール
出演:
古謝美佐子、佐原一哉 ゲスト:
部落解放同盟改進支部女性部、初代
桜川唯丸(江州音頭)
|
東京 with 古謝美佐子(リハ) /Beats21 |
CD『竹田 の 子守唄 ふるさとからのうたごえ』