10月25日に行なわれた「
ディアマンテス結成20周年記念」ライブは、大盛況のうちに終えることができた。
ディアマンテスの久しぶりの東京公演でもあり、また初お目見えの
東京セレナーデがいかなるバンドであるかという期待もあって、京都ほか遠方からお越しになった方が何人もいらっしゃった。
舞台構成は、前半に
ディアマンテス、後半が
ウィリー・ナガサキ&
東京セレナーデ、とした。予想どおり最前列は女性ファンが大半。
ディアマンテスの代表曲ではホール全体が合唱となり、リード・ボーカルの
アルベルト城間やターボ、トムたちは、とても嬉しそうだった。さすが20年。熟達した演奏と歌だった。
東京セレナーデは、ウィリー(ティンバーレス)を中心とした
ラテン・ジャズのコンボで、ボーカリストが
アルベルト城間&
エリック福崎。エレクトリック・ピアノに、あびる竜太。コンガに佐藤英樹。ベースが小泉哲夫、という編成である。19歳の若いエリック以外、実力派として知られるミュージシャンばかりだ。
ウィリーとアルベルトは、
ラテン・コンボで、きっちりとした大人の歌(日本歌謡も
ラテン・スタンダードも)を届けたいと、リハーサルでもよく話をしていた。それが当夜、実を結んだのである。
ティト・プエンテ直伝のウィリーのダイナミックなプレイに会場からは驚きの声が何度も上がる。あびる竜太のピアノも見事。そしてアルベルト。彼の、抜群の歌唱力&スパニッシュ・ギターは、まさに、まさに圧倒的だった。彼をデビュー前から知っているけど、凄い歌手になってきたね〜、ベトは。
そのベトから、
ラテン界のプリンスになる青年、と紹介されたエリックには、1曲だけ「アルゴ・コンティーゴ」を歌ってもらった。やはり甘くて、いいノドをしてる。まだまだ学ぶ点はいくつもあるけれども、逸材と言っていいだろう。
ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。
(当夜の画像は、今後もアップしていく予定です)
(文・10.25プロデューサー、藤田正)
ライブが終わって。左からアルベルト、大城クラウディア、エリック、宮沢和史。後方左、
佐藤卓(カウベルで出演)。その右隣、カミナンテ岡本(Beats21.com)