ラテンから日本の演歌まで、幅広いカテゴリーをカバーできるシンガーが
エリック福崎(
福崎エリック)だ。
まだ19歳。彼はペルーの日系4世(お母さんは中国系)で、昨年、日本へ来たばかりだ。だが母語であるスペイン語のほかに、英語や日本語も難なくこなし、最近は韓国語も学んでいる。日本においては無名のエリックだが、故郷ペルーではコンテストを勝ち抜いてきたその実力&甘いマスクで、東京でもプロの注目を浴び出した。
10月25日の
ディアマンテス・ライブに「
東京セレナーデ」のシンガーとしても登場し、その同じ舞台に立つアルベルト城間も高い将来性をかっている。
Beats21.com
福崎エリック(ふくさき・えりっく):
1991年4月27日、ペルーの首都、リマに生まれる。
3人兄弟の真ん中。
父親が大の演歌ファンで、その影響を受けて小さな頃から様々な舞台に立ち、テレビCMなどにも出演していた。
2003年の「Interclubes」(ジュニア部門)で、森昌子の「せんせい」を歌いファースト・プライズ。
2006年、同じ「Interclubes」の総合(libre)部門で、氷川きよしの「大井追っかけ音次郎」を歌いファースト・プライズに。
翌07年の「Voces Nuevas」でもファースト・プライズに選ばれる(歌は「大井追っかけ音次郎」)。ブラジルで行なわれた「Consagrados」でもファースト・プライズを受賞。
氷川きよしや前川清、美空ひばりなどを歌い、プロの演歌歌手を目指して2009年に来日。
ペルー出身の先輩であり、同じように演歌歌手を目指して来日したアルベルト城間(
ディアマンテス)をアニキのように慕う。The Boomの宮沢和史や、大城クラウディア(アルゼンチン出身)などにも可愛がられ、同じステージにも立っている。
ウィリー・ナガサキ&
東京セレナーデのシンガーとしては、2010月10月25日の「
ディアマンテス結成20周年記念」での舞台が最初。
ラテン・ポップやサルサ、コリアン・ポップなど、そのテリトリーは広い。
演奏楽器、ギター、ピアノ、バイオリンほか。
(文・藤田正)
尊敬するアルベルト城間と(Beats21.com)