六月三日(木)
「
タトゥー」に出合ったのも、沖縄だった。沖縄から教えてもらうことは多い。
タトゥーは
コザ(沖縄市)だ。あの地域には米兵がいることもあり
タトゥー・ショップやパラーがいくつもある。彫師の人にも友人がいるし、
エイサー・チームに所属する青年の、その奥さんも彫師だった…なんてこともぼくには珍しくない。
だからそんなこんなの付き合いをきっかけにして、よくよく街をゆく人たちの腕&足などを見てみると、安室奈美恵やベッカムといった有名人だけじゃなく、
タトゥーはもはや日本の都市部であれば「普通の風景(?)」になりつつあるのかもしれないと思ったのである。
でも
タトゥー…肌を傷つけて、体に色を入れる行為…って医者じゃないと違法なんですね。5月31日付の読売新聞ネット版には、刺青(
タトゥー)の仲間であるアートメークを2100人にも施術したエステサロンの経営者が千葉地検に書類送検されている。ただ、調べていくと、各地の保健所も警察もほぼ「ワシら、かんけ〜ありません」との姿勢が基本なのであった。一部の例外を除き、なぜに<野放し>なのか?一つには、これが興味深い。
また二つには、社会規範を乗り越えてでもタトゥ〜刺青を入れたい人が、なぜ多いのか? これもまた興味深いのだ。このストリート文化は、もちろん島唄だけではなくポップ・ミュージックとも親戚同然だから、違法だから取り締まれ!…ではなくて、そこに何がある?…なのだ。
全身
タトゥーだらけの
RIZEのJESSEや山嵐の武史、マキシマム ザ ホルモンの上ちゃんらと会ったのも、この流れ。
週刊金曜日、6月11日発売号(通巻802号)に、その記事が載る。
読売新聞ネット版「入れ墨でアイライン、2100人に無資格施術」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100531-OYT1T00843.htm?from=main7