「クレイ」
五月二五日(土)
5月24日は、日比谷の野音で「ジャパン・
ブルース&ソウル・カーニバル」があった。このコラムを書くのも久しぶりだけど、同カーニバルもずいぶんオヒサだった。
日本からは大西ユカリとウシャコダが出て、海外からはクリス・トーマス・キングとロバート・クレイがやってきた。
まず、主に生ギターを弾いたクリス・トーマスが良かった。彼は
ブルースマンというよりも、その選曲から判断するに、田舎のゴスペルや古謡などもテリトリーのようで、20世紀アタマの古〜い
ブルースもやっており、まだ若いのに面白い人だと思った。
ロバート・クレイは余裕のステージ。物語をしっかり持った「語る
ブルース」も彼ならではだし、あの流麗なギター・プレイは、三線が少しは弾けるようになった身にとっては、「ほうほう、そういうふうにハナシを作んの、クレイさんよ!」
ってなぐあいで、大いに勉強になった。クレイさん、ありがとうでした。
*写真に写っているシングル・モルト「ザ・グレンリベット」はクレイ先生御指名のウィスキーで、試しに(がぶがぶ)飲ませてもらったけど、うまかった。
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