「Wヤング」
八月二十一日(木)
「SAVE THE CORAL 2008」のまとめもあって八月半ば、観光ハイシーズンの沖縄へ行っていた。
一週間、いつものとおりコザの
照屋さんちにお世話になっていた。
沖縄にいることも多いから郵便物も
照屋さんちへ送られてくる。その中の一つが『栄光の上方漫才』という大型のCDブックだった。
『栄光の上方漫才』は、朝日放送が所蔵していたライブ音源をマスタリングしなおしたCD十枚組&ブックレットで、横山エンタツ・花菱アチャコ、中田ダイマル・ラケット、人生幸朗・生恵幸子、Wヤングといったかつての人気者の全盛期をとらえたものだ。私は北陸の出身だから、関西のこういった人たちをラジオやテレビでしか知らない。昭和のお笑いの大物である花菱アチャコなどは、確か美空ひばりの映画で初めて動く姿を見たように記憶している。そんな人間であっても、ダイラケやボヤキの人生幸朗、今喜多代(with 島田洋之介)、秋田Aスケ・Bスケ…なんていうスターはちゃんと記憶に残っている。
みんなものすごく面白かった。このCDブックでは若手であるWヤングは、ヤスキヨを超えているとまで言われていたのに、相棒の自殺ですべてが水の泡…そんなことも思い出した。東京発のManzaiブームの直前、Wヤングとヤスキヨの際立ったスタイルの違いがわかるのもこのCDの楽しみである。
……ってことを、
エイサーを見みたあと、床にひっくり返ってパソコンから流れ出る漫才に耳を傾けながら思ったわけだ。ウトウトするのはいつも朝方。
エイサーの興奮に漫才の高揚が重なって、なかなか寝ることができないのだった。
amazon-CDブック『栄光の上方漫才』
よしもと笑うシニア.com
http://www.warau-senior.com/cdbook/