「うちなーからじ」
四月一〇日(土)
山川まゆみさん。てるりん祭を終えて、ホッとしているところ
沖縄の伝統的な女性の髪の結い方を「うちなーからじ」という。
4月4日の「
第2回 コザ・てるりん祭」で、ひさしぶりにその結っているところを見せてもらった。山川まゆみさんである。
山川まゆみさんは、ゆいゆいシスターズの中心シンガーとして可愛らしい「ユイユイ」のヒットを飛ばした人。「てるりん祭」の登壇は初めてだった。
よなは徹と同級生だとは知らなかったし、また、シスターズ結成(1997年)の時は高校生だったが、今は結婚してお子さんもいる…と聞いて、時の早さを知りました。
ざっくばらんな「てるりん祭」に、私だけ琉装でいいのかしらと言うので、ぼくがぜひにとお願いしたのだ。うちなーからじは、左右が(微妙に)非対称なのがポイントの一つで、かつては職業〜身分によっても型が違っていた。象徴的な、銀製のジーファ(かんざし)も触らせてもらった。山川さん、可愛い。
小松康城作「木彫布貼人形 捲髪」(もくちょう・ぬのはり・にんぎょう・かんぷう/1966年作/東京国立近代美術館・工芸館「近代工芸の名品―花」展を取材)
所蔵作品展「近代工芸の名品―花」
展覧会会期=2010年2月11日(木)〜4月18日(日)
入場料=一般200円、大学生70円
*小松康城(1915〜1979)作「捲髪」に関して:「捲髪」と題して「かんぷう」と読ませている。「かんぷう」とは、「男の子の髪型。髪が短くて結えない場合に、折りまげて小さく結うもの」と『沖縄語辞典』(財務省印刷局刊)にある。作品は、同工芸館蔵。
東京国立近代美術館・工芸館:
http://www.momat.go.jp/CG/flower2010/index.html