「ひさしぶり」
十二月十一日(火)
練習は、休んでは、やっぱりいかんのだ。地方へでかけるときに三線「りん」を連れてゆくわけにもいかず…てな理由で、一日二日、りんに触っていないと、後日「ひどいなー」という状態になる。どうしてもやる、というきがまえが必要なのだ。
夜、ひさしぶりに登川誠仁先生のお宅へ電話を入れた。奥さんと話をして、ちかぢかお邪魔しますと伝言した。コザは明日、気温二十五度との予報、真夏じゃ。
「鏡よカガミ」
十二月十二日(水)
演劇をやってる人も、もしかしたらそうなのかもしれない。鏡を見るのだ、見て、せいいっぱい色んな顔をしてみる。これが何だかしらないけど、いいんじゃないかな。ぷーとか、ばぁとか、巨大に笑ってみるとか、他人様の前ではとてもできない面相をやる。
私のココロの師匠である、
よなは徹先生も御本に書いていらしたが、鏡を見ながら歌三線の練習をしていたんだって。姿勢がおかしいとかをチェックするためにね。もひとつ、(おそらく)どうやったらカッコいいか、って理由もあったのでしょう。だから先生はカッコよく、鏡は大切なのだ。
鏡を見ながら、でっかく口をあけて、ベロを下にドーンと垂れ出す。これって、発声法の原点にある筋肉トレーニングなんだ。私のお歌の師匠であらせられる
亀渕友香先生が書いてらした。もちろんこれも人前ではちょっとやれない。けど、(とくにものぐさな男であれば)、自分がどんな顔をしているのかぜんぜんわかっていないし、ましてや百面相の真似事をしたり、口を全開にして顔、のど、上半身の筋肉にパワーを与えると、やっぱりどこか違って感じるし、ほうほうワシはこういう顔をすると美形じゃの〜、なんていうオマケがある。だからやってるのよ。
よなは徹先生の新作『宴』は、十二月十九日発売。
亀渕友香先生のベスト盤『ザ・ベスト・オブ・ゴスペル』は好評発売中。
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『宴〜party〜/よなは 徹』(2007年12月19日発売)
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『THE BEST OF GOSPEL/亀渕 友香 & VOJA』