ブエナ・ビスタの後は『キューバのうた』を
VICG60438
『キューバのうた』(ビクター、写真)は、キューバの伝統歌「トローバ」ほかの味わいを伝えるアルバムである。
 プロデューサーにエフライン・リオスを迎え、ボーカリストとしてはミゲリート・クニー・タイプのコクのあるボーカルを聞かせるイグナシオ・カリージョ(1927年〜)、ペドロ・ゴディーネスら大ベテランたちが登場する。
 1曲目は「ボレーロの父」といわれるぺぺ・サンチェスの作品「トリステサ(悲哀)」。
 トロバドール(吟遊詩人)が活躍した今世紀初頭のムードを、ドゥオ・ボセス・デル・カネイという女性2人組が聞かせる。
 珍しいアコーディオンを伴奏にした2曲目「ジョ・ノ・サビーア」は、プロデューサーであるエフライン自らがうたう。エフラインは、男性3人による美しいいギター伴奏曲「ペンサミエント」などでもロマンチックなボーカルを聞かせる。
 アルバムは後半から、よりダンサブルな歌へ移行していく。
 ヨーロッパ歌曲の色濃いトローバは、1920年代頃には、ソンと呼ばれる黒人的要素をたっぷりと吸収した歌に取って代わられるが、そんな歌のテイストの変化が『キューバのうた』ではゆったりとした聞き心地の中で体験できる。
 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの世界的な成功によってキューバ音楽への関心が高まっている今、『キューバのうた』で、改めてブエナ・ビスタの音楽的な骨格ともなったトラディショナルなキューバン・ソングを聞いてみるのもいいはずだ。
 発売、2001年7月25日。
 
Amazon.co.jp−『キューバのうた』

( 2001/07/04 )

Otis Redding & His Orchestra"Live On The Sunset Strip"
20年の軌跡を綴る新録2枚組ベスト『HISTORIA / DIAMANTES』
Singin' from Yaeyama:彩風の新作『彩花』
あんたら/ほんまに/頑張ってください 『LAUGH IT OUT』RIZE with 隼人
テイチクからリリースされた沖縄音楽の好企画
琉神マブヤーから、ついにおにぎりパパになったアルベルト
DVD『嘉手苅林昌追善公演 白雲ぬ如に…』
サンボマスター『きみのためにつよくなりたい』:400メートル爆走気味に表現する「若さ」
カントリー・ボーイの今を歌う:池田卓『風月花日鳥曜日』
ついに出ましたよ、上原知子の島唄集『多幸山』
岡林信康の復刻スタート:『わたしを断罪せよ』
古謝美佐子8年ぶりの新作『廻る命』
マンボラマTokyo推薦:名作登場!フアン・ルイス・グエラの新作『Llave de Mi Corazon』
反ブッシュでグラミー受賞のカントリー3人組:『テイキング・ザ・ロング・ウェイ/ディキシー・チックス』
「マンボラマToyko」推薦CD:R.バレット、ブーガルー期の代表作『アシッド』
明るいエイズ・ソング「ディマクコンダ」by山田耕平
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョニー・パチェーコ『ア・マン・アンド・ヒズ・ミュージック エル・マエストロ』
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョー・バターンのアルバムが続々
マンボラマTokyo推薦CD:エディ・パルミエリ/アット・ザ・ユニヴァーシティ・オブ・プエルト・リコ
10年ぶりの名録音:大城美佐子/唄ウムイ
キューバ
傑作登場! リトル・ルイ・ベガの初ソロ『Elements Of Life』
「裸足のディーバ」の最新盤! セザリア・エボラ『遥かなるサン・ヴィセンテ』
黄金時代のマンボ:ティト・プエンテの名盤(1)
ブエナ・ビスタの後は『キューバのうた』を
ビバ・リベラ!/エクトル・リベラ 
黄金時代のマンボ:ティト・プエンテの名盤(2)  
「マンボラマToyko」推薦CD:R.バレット、ブーガルー期の代表作『アシッド』
サザンによるサザンの初カバー『関口和之/World Hits!? Of Southern All Stars』
ギリシャが生んだ新世代のテノール、M・フラングーリス
1967年のレイ・バレット、『ラティーノ・コン・ソウル』
エル・ブラヴォ!/モンゴ・サンタマリア
「マンボラマToyko」推薦CD:『シエンブラ』ライナーpt.2
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョー・クーバ『バン・バン・プッシュ・プッシュ・プッシュ』
「マンボラマToyko」推薦CD@東芝EMI
ラ・パチャンガ・セ・バイラ・アシ/ジョー・キハーノ
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョニー・パチェーコ『ア・マン・アンド・ヒズ・ミュージック エル・マエストロ』
マンボ・ムーチョ・マンボ〜コンプリート・コロムビア・マスターズ/マチート&ヒズ・アフロ・キューバン・オーケストラ
キンデンボ/アルセニオ・ロドリゲス
「マンボラマToyko」推薦CD@Universal Music
Beats21だけの全曲解説『モア・ザン・マンボ/ジ・イントロダクション・トゥ・アフロ・キューバン・ジャズ』
表紙へ戻る