20年の軌跡を綴る新録2枚組ベスト『HISTORIA / DIAMANTES』
 沖縄をベースに活躍するディアマンテスの、ベスト・オブ・ベスツともいうべき新録が発売される(2010年9月29日)。
 2枚組には「GAMBATEANDO(ガンバッテヤンド)」「瞳はダイヤモンド」「沖縄ミ・アモール」「愛しのカネラ」など、沖縄とラテン・アメリカ(ペルー)を結ぶこのバンドならではの特別な名作が並んでいる。
 
 
 一般に新録音のベストものというと「焼き直し」的なイメージがつきまとうものだが『イストリア』は丸1年をかけて1曲1曲を丁寧に録音している。スタジオも沖縄随一といわれるハイウェーブであり、なによりアルベルト城間(ボーカル)を中心とするメンバーの充実した歌・演奏がいい。アルベルトは「(デビュー期のような)あんな若々しい歌はうたえないよ」と笑っていたが、そのあとで「(でも)これからが本当のボーカリストになっていくんだろうね」とも話し、現在のディアマンテスに対する自信をはっきりと語るのだった。『イストリア』は、沖縄を発見し、ペルー人であることのかけがえのなさにも気づいた若き日の彼らの気概を忘れることなく、今のディアマンテスを歌い上げている。
 出稼ぎ問題や沖縄への差別(基地問題など)…この20年間、日本の土台をなす部分は何ら変ることがなかったではないか…そういった隠れたメッセージすら伝わる、堂々たる歌声である。
(文・藤田正)
 
ディアマンテス 結成20周年記念・特別限定ライブ」
チケット販売 http://www.beats21.com/ar/A10081102.html

( 2010/08/28 )

Otis Redding & His Orchestra"Live On The Sunset Strip"
20年の軌跡を綴る新録2枚組ベスト『HISTORIA / DIAMANTES』
Singin' from Yaeyama:彩風の新作『彩花』
あんたら/ほんまに/頑張ってください 『LAUGH IT OUT』RIZE with 隼人
テイチクからリリースされた沖縄音楽の好企画
琉神マブヤーから、ついにおにぎりパパになったアルベルト
DVD『嘉手苅林昌追善公演 白雲ぬ如に…』
サンボマスター『きみのためにつよくなりたい』:400メートル爆走気味に表現する「若さ」
カントリー・ボーイの今を歌う:池田卓『風月花日鳥曜日』
ついに出ましたよ、上原知子の島唄集『多幸山』
岡林信康の復刻スタート:『わたしを断罪せよ』
古謝美佐子8年ぶりの新作『廻る命』
マンボラマTokyo推薦:名作登場!フアン・ルイス・グエラの新作『Llave de Mi Corazon』
反ブッシュでグラミー受賞のカントリー3人組:『テイキング・ザ・ロング・ウェイ/ディキシー・チックス』
「マンボラマToyko」推薦CD:R.バレット、ブーガルー期の代表作『アシッド』
明るいエイズ・ソング「ディマクコンダ」by山田耕平
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョニー・パチェーコ『ア・マン・アンド・ヒズ・ミュージック エル・マエストロ』
「マンボラマToyko」推薦CD:ジョー・バターンのアルバムが続々
マンボラマTokyo推薦CD:エディ・パルミエリ/アット・ザ・ユニヴァーシティ・オブ・プエルト・リコ
10年ぶりの名録音:大城美佐子/唄ウムイ
ディアマンテス
「琉球フェスティバル '06」
おかげさまで大成功:第2回 コザ・てるりん祭
Singin' from Yaeyama:彩風の新作『彩花』
「第2回 コザ・てるりん祭」の概要決まる
決定!「ディアマンテス 結成20周年記念・特別限定ライブ」:チケット販売
こんな音楽を聴いて欲しい! 連載5
アルベルト城間と河村要助の世界:「”ラテン”で繋がるぼくらの友情」展
表紙へ戻る