Beats21に、アフガニスタンから緊急メッセージが届けられた。
差出人は、国連難民高等弁務官カンダハール事務所に勤務していた千田悦子(ちだ・えつこ)さん。この手紙は、彼女が、近づく戦争を避けて国外へ脱出する直前に友人、知人、そして日本人すべてに対して差し出されたもの。
戦争を煽(あお)り、まるで喜んでいるような報道が続く中、この手紙は全く正反対の地点から「非戦」「反戦」を説く。
(写真は、かつてのアフガンのミュージシャン。手に持つ楽器の胴体は、アメリカから援助を受けていたことを示すように、USA製の空き缶だ。LP『アフガニスタン民族音楽大系』から)
■「報道機関の煽る危機感」
9月12日(水)の夜11時、カンダハールの国連のゲストハウスでアフガニスタンの人々と同じく眠れない夜を過ごしている。私のこの拙文を読んで、一人でも多くの人がアフガニスタンの人々が、(ごく普通の一人一人のアフガン人達が)、どんなに不安な気持ちで9月11日(昨日)に起きたアメリカの4件同時の飛行機ハイジャック襲撃事件を受け止めているか少しでも考えていただきたいと思う。