■「KILL THE POOR について」 by 匿名希望さん
「貧乏人など殺してしまえ」という歌詞に何が込められているのだろう。
世の中ではすでにもうそういう動きになっていることは目に見えてわかる。
大阪で暮らす私の足元をみても、然りである。
「釜ヶ崎」(に限らず長居公園や大阪城公園など)に暮らす労働者・野宿者に対して、一掃したいと考えている行政側の対応をみてもそうであるし、それだけにとどまらず、一般市民の意識の中にも、そこを「見ない/見えない/見ようとしない」場所にしている、ということがあるのではないか?と感じることがある。
福祉業界をみても、ある程度のお金を持っている人だけが恩恵を受けることができるのが今の「介護保険制度」であると、ソーシャルワーカーをしていて、よく感じる。
問題なのは、この歌詞のような状況が、現に「ある」もしくは「起こりうる」にもかかわらず「見えない」ように「わからない」ようにしているという現状(メディアも含む)が特に今の日本では多すぎるということではないか?
これほど恐ろしいことはない。
だからこそ、この「KILL THE POOR」を中川氏がうたうことに意味があるように思う。
あんに「歌詞の通りの世の中になればいい」なんて思っていないことなど和訳を読めばわかる。
もっといえば、中川氏がうたわないと意味がない。
私はこれを聞きたいと願っています。