「だるまやの、こんな音楽を聴いて欲しい!・4」 
だるまや 萩原貴久、古川麻紀、吉岡英之
JIMMY CRAWFORD & RUSS HICKS / Chicken Pickin' Good!
CD \2100
 ペダル・スチール・ギター。あまり聞き慣れない楽器の名前ではないでしょうか? あのハワイアンっぽい「キュイ〜ン」という心和むあの音! それを奏でてくれるのがこの楽器です!! 後にこの音色はカントリー・シーンで多用されており、もう無くてはならない存在となっております。2001年、日本人の素晴らしいスチール・ギター奏者、尾崎孝氏との共演が話題となったラス・ヒックス!! そんな彼のご機嫌なアルバムがこれ! 「フール・サッチ・アズ・アイ」や「ロッキー・トップ」などのカントリー、ブルーグラスのスタンダードナンバーも多数収録!! この何とも言えない心和む音色は究極のヒーリング・サウンドではないでしょうか…。
(古川)

MARK O'CONNOR'S HOT SWING TRIO / In Full Swing
CD(中古)\1688
 アメリカを代表するフィドラー、マーク・オコナー。そんな彼が尊敬し憧れているジャズ・ヴァイオリスト、ステファン・グラッペリと、ジプシー・ジャズ・ギタリスト、ジャンゴ・ラインハルトが活躍していた1930年代のスウィング・ジャズを見事に再現させた、とてもご機嫌なスウィング・アルバムです!! ここ最近のアーティストの中でも最も素晴らしいマルチ・ミュージシャンと言っても過言ではない彼のフィドル・スタイルはテキサス・スタイルであり、テキサス・スタイルは後のウェスタン・スウィングにも多大なる影響を与え、あの何とも心地よい音色を醸し出しているのであります…。
 アメリカの伝統的な弦楽器の音色は、私達現代人の気持ちを落ち着かせてくれたり、また高揚させてくれたりと、とても不思議な作用をもたらしてくれる素敵な音楽です。たまにはそん素敵な音に身を委ねてみてはいかがでしょうか? 

HENRY McCULLOUGH / Hell Of A Record
CD \1899
 73年にPAUL McCARTNEYのWingsに加入、アルバム『Red Rose Speedway』を発表、ツアーの後 75年にGEORGE HARRISONのDark Horseレーベルより1st Solo Album『Mind Your Own Business』を発表。それから9年後となる84年、オクラハマはタルサ・レコーディングの2nd Solo Album!  Shelby Eicher(Fiddle)等地元ミュージシャンか参加して今までのBritish Swamp Soundから一転(?)、思いっきり田舎臭いカントリー・ブルーグラス・フレイバーのご機嫌な内容です。Henryの声もイイ感じに決まってます。
(萩原)

BRINSLEY SHCHWARZ / The Brinsley's
CD-R \6999
超限定盤! 全曲未発表! 奇跡のリリース。ご存じ、Nick Lowe、Ian Gommの在籍していたグレートPub Rock Band、1974年録音の6枚目となるはずだった幻のラスト・アルバム『It's All Over Now』にLive等の未発表音源をプラス、全14曲入り (GOMM SONGSより)! 解散後Nick Loweがヒットさせた「Cruel To Be Kind」収録。以前出回っていた海賊盤とは収録曲が違います! 音質も最高。Ian Gommサイン入り当店のみの入荷! Ian Gomm祝初来日! 

NEW YORK DOLLS / New York Dolls
CD(中古)\988
「ローリング・ストーンズに対するアメリカからの回答」……
 しかし、その少しキバツすぎるコスチューム(女装した上、ローラースケートまで履
いている!)や、やりすぎな位ハデなステージ・アクションの為、音楽は二の次ではないかと言われたそうだが、いや決してそんな事はない! トッド・ラングレン(当初はフィル・スペクターを予定)とシャドウ・モートン(シャングリ・ラス等で有名)プロデュースによるNEW YORK DOLLSの2枚のアルバムは間違いなくロックンロール史上に残る傑作だ! パンクの元祖だと言われるアーティストはいくつか存在するが、後期マネージャーを務めたマルコム・マクラーレンが、DOLLSを手本にSEX PISTOLSを売り出した事は言われるまでもないし、コピーといってもいい位である。(スティーブ・ジョーンズのギター・プレイはジョニー・サンダース直伝!)。音量を差し引いたとしても、輪郭のはっきりしたジョニー・サンダースのギターは、このデビュー・アルバムでも聴くことが出来るし本当にカッコよい! 先日、モリッシーの呼びかけで再結成、約30年ぶりの来日を果たしたものの、直前にベースのアーサー・ケインが他界。オリジナル・ドラマーのビリー・マルシアを含めると、これでメンバーの内4人も死んでしまった。それほど破天荒な私生活だった事は十分想像できるが、決して見せかけだけではない、シンプルでパワフルな本当のロックンロールが聴ける! 
(吉岡)

( 2004/12/18 )

第4回「コザ・てるりん祭」を終えて 文・藤田正
音楽評論家・中村とうよう氏の投身自殺に寄せて:
博多でゴリゴリ、圧倒的なサンタナ・ナイト
「第3回 コザ・てるりん祭」 photo by 森田寛
世界から東博へ、役者が勢ぞろい。「写楽」展がはじまる
藤岡靖洋 著『コルトレーン ジャズの殉教者』を読む
東京セレナーデ Live at 赤坂GRAFFITI
祝・満員御礼:10.25「ディアマンテス結成20周年記念」
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上々颱風LIVE「デビュー20周年記念!スペシャル」を観て
こんな音楽を聴いて欲しい! 連載4
* vol.4/Dec. 2004 *
「こんな音楽を聴いて欲しい!」は、音楽の中味を、もしかしたら一番に知っているはずの、全国のマジなCDショップからのホンネ メッセージを特集しています。
 こんな視点が、こんな音楽があったのかと、面白く読んでください。
 紹介されているアルバムは購入も可能です。ただし枚数に限りがありますので、それぞれのショップに「Beats21で紹介されたもの」と明記の上、メールで問い合わせてください(本特集用の特別価格が設定されている場合があります)。販売価格は税込み。特記されたもの以外は、すべて新品です。
 支払い方法や送料などは、ショップそれぞれの方式にならいますので、詳細は各サイトをご覧下さい。

だるまや

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新企画 こんな音楽を聴いて欲しい!
 
こんな音楽を聴いて欲しい! 連載2
 
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