SLAUGHTER & THE DOGS / Cranked Up Really High
VINYL \1990
メンバーのアイドル、MICK RONSONの「Slaughter On 10th Avenue」、DAVID BOWIEの「Diamond Dogs」、この2つのタイトルからバンド名を決めた狂犬野郎たち! 76年にマンチェスターで
セックス・ピストルズのサポートをした後、77年地元のレーベルよりシングル「Cranked Up Really High」でデビュー。そしてDECCAと契約し、ファースト・アルバムにして名盤『Do It Dog Style』をリリースします。しかし、大手レーベルにもかかわらず何故か当時日本発売は全く無し!! (それほど売れなかったという事か?) 個人的には、5大パンク・アルバムの中に入れてもいい位なのに…。
音の方は、チンピラ風R&Rな70's パンクといった感じですが、ボーカルも演奏も気合い入りまくりで、かなりうるさい印象を受けます。ハードコア・パンクの人も割と受け入れやすいのではないでしょうか?(「Boston Babies」はG.B.H.もカバー!) そしてタイトル、ジャケット共ファースト・シングルそのままな、この編集盤は『Do It ...』時のDECCAリリースを除いた、その前後に発売されたものやデモ・テイクが収録されている便利な1枚です。『Do It ...』を持ってない人でこれを最初に聴いても全然OK! 今聴いても古さを感じさせないバンドのひとつでしょう。まさに噛み付かれそうなほどの勢いです!
(吉岡)