ウィリー長崎も岡本も、日本にサルサが定着する前から活動してきた人たちである。
「近ごろはブエナ・ビスタが流行ったこともあって、みんながキューバ、キューバ!でしょ。違うんですよね。サルサはニューヨークなんですよ、
プエルトリコ人なんですよ。似たようでいて、まるで味わいが違う。ウィリーさんはその点、一時的な流れに絶対なびかない。一途に突き進んでいる。ぼくはそういう人と、一緒にやっていきたいんです」
かくして、クレイジーケンバンドの横山剣や
スカパラなど、志のあるミュージシャンたちとの熱い交流・異種格闘技もこのイベントで始まったのである。
「たった一人でも熱意のある奴がいれば、
ラテンだろうとなんだろうと<動く>とぼくは思ってます。自分が制作しているラジオ番組だってそういうところがあるし、イベントでもそうです。J-Waveの<グッド・モーニング・トーキョー>からブエナ・ビスタの火が付いたというのも、キューバ?
ラテン?なんて思っていたらダメだったでしょう。いい音楽を、どう良く聴かせるかが、ぼくらの仕事だから。ぼくは
ラテンは好きとか嫌いとかの次元でつきあってないけど、やはり人前では、自分の熱意をどう感じてもらえるかはプロとしてバランスを取ってやってきたつもりではいますね」
*LATIN HARLEM presents BACARDI NIGHT Vol.12
2003年9月6日(土)22:00〜
LIVE:小沼ようすけ、Sembello、Willie Nagasaki & Latin Harlem All Stars
GUEST DJ: 野宮真貴、HOST DJ: Los Bronxxx