----『8』からは衣装も替えてしまった。
紅龍「イメージも変えたかったんですよ。ぼくらはアジアのバンドで、一目見れば、ああ歌と踊りの大衆芸能ですね、というように格好だけでもメッセージが読み取れた。もちろんそれは悪いことじゃないけど、たまには恐い顔してカメラを睨みつけてもみたいじゃない」
■デビュー10年目の区切りとして
----『8』が発売されたと思ったら、すぐにライブ録音。
紅龍「せっかくフットワークが軽くなったんだから、意気盛んなところを見せてライブ盤でも出そうかという話になっていったんです。メンバーも二人辞めちゃうから、記念にもなるし、10年の区切りにもなるし」
----藤沢の遊行寺で録音するのは、最初から決まっていた。
紅龍「いや、メンバーには直前まで知らされなかった。スタッフは、前からぼくらに教えておくと緊張すると読んでいたんでしょう」
----アルバムには『8』から5曲も入ってますね。
紅龍「特別に意識はしてなかったんだけど、これからまた長い道が始まるわけだし、昔からの大定番がずらりと入っている、ベスト・オブのような選曲じゃなくて良かったかなと思いますよ」