マンボラマTokyoが企画した、黄金時代のサルサを中心にしたディスク・ガイドが完成し、2008年3月28日に店頭にならぶ。<サルサはキューバの音楽だ>といった間違った情報が広まる中、ようやく基本となるガイドができた。視点は、あくまで音楽ファンのために。かなり珍しいLPやCDジャケットがばっちりカラーで楽しめるのも、この本の特色だ。
すでに予約が始まっている(以下は、プレス・シートから)。
なお藤田正による本書のエッセーは
「しょうちゃんの蛇に三線」に記載。
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米国ラテン音楽ディスク・ガイド50's-80's /LATIN DANCE MANIA
■仕様:A5判/160ページ(オールカラー)
■価格:2,100円(本体2,000円+税)
■発売日:2008.03.28
サルサ! ブーガルー! メレンゲ! ラテン・ロック!
プエルトリコ人を中心としたニューヨーク在住のラティーノたちによって作り上げられ、70年代に爆発的な人気を博したサルサ。その直前、60年代後半にブームとなったブーガルー。本書はこれら米国産のラテン・ミュージックの重要作を400枚以上紹介するディスク・ガイドです。ドミニカ共和国発祥のメレンゲや、西海岸で生まれたラテン・ロック、ハウス・ミュージックの源流とされるサルソウル・レーベルの作品まで、50〜80年代の米国におけるラテン・ミュージックの流れをばっちりフォロー。ラテン音楽ファンのみならず、DJ諸氏にもぜひ手にしてほしい1冊です。
【CONTENTS】
■CHAPTER 1:LATIN meets JAZZ
■CHAPTER 2:PACHANGA, DESCARGA y BOOGALOO
■CHAPTER 3:SALSA
■CHAPTER 4:MERENGUE
■CHAPTER 5:LATIN DISCO / LATIN ROCK
【監修/執筆】
◎藤田 正
マンボラマTokyo官房長官。評論家、音楽プロデューサー。1953年、富山県生まれ。明治大学卒業後、月刊『ミュージック・マガジン』に編集者として入社。その後、月刊『BAD NEWS』編集長を務める。著書に『メッセージ・ソング――「イマジン」から「君が代」まで』(解放出版社)、『沖縄は歌の島――ウチナー音楽の500年』(晶文社)などがある。
◎岡本郁生
マンボラマTokyo幹事長。1958年生まれ。高校生だった70年代半ばにサルサの洗礼を受け、以来、ラテン音楽を心の拠りどころに日々の生活を送っている。大学在学中はモダン・ジャズ研究会でベースを担当。FM番組の制作者としてさまざまな音楽番組を手がけるほか、雑誌の連載、CD解説、イヴェント主宰など幅広く活動中。
◎
マンボラマTokyoとは
イラストレーターの河村要助を中心とするラテン音楽愛好集団。2006年に発足し、ラテン音楽普及のためにイヴェントを開催している。
【執筆】
飯田義文/伊藤嘉章/ウィリー・ナガサキ/海老原政彦/岡田敬介/小川 充/小山 豊/チャーリー宮毛/中村一子/宮田 信/山本幸洋
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『米国ラテン音楽ディスク・ガイド50's-80's/LATIN DANCE MANIA』(3月28日発売)