「アジアのバンド」として独自の活動を続けている
上々颱風(シャンシャンタイフーン)の、メジャー・デビュー以前の録音がCDになる。
『JIROKICHI DAYS 1988』は、メジャーから引く手あまただった1988年のライブ。彼らが頻繁に出演していた高円寺・次郎吉を、当時のMCとともに収録している。現在の
上々颱風の出発点というべき作品である。「
上々颱風のテーマ」「ヨコスカバーニングナイト」ほか12曲。2500円。
もう1枚の『アジアが一番 復刻盤+秘蔵ライヴ録音』(写真)は、
上々颱風の前身である「紅龍&ひまわりシスターズ」が1983年に発売したカセットに、当時のライブを加えたCDである。
バンドの中心的人物である紅龍と西川郷子以外、全部メンバーが違う。アマチュアながら、洋楽から日本の古謡までわけへだてなくテリトリーとするという路線はこの時代からのものだった。プロデュースは本誌の代表、
藤田正。
「レボリューション音頭」「ヨコスカバーニング・ナイト」「張子の虎」「気分はセントウ!」ほか初期の名作が並び、おまけに曲間にCMが挿入されているという企画性充分な内容である。2000円。本誌の代表、
藤田正にとっても最初のプロデュース作品である。
上々颱風/ゆうげい社HP
http://www.yougey.com/