日本の大衆歌謡・物語歌の中で、最もエネルギッシュとされるのが「
河内音頭」(かわちおんど)。この音曲の中でも、一番に有名で、一番にミステリアスな「河内十人斬り」を、独自の解釈で舞台に上げる「劇団1980」の<謎解き「河内十人斬り」>が、2001年2月1日から、東京で上演される。
「河内十人斬り」は、明治26年に河内平野・赤阪水分村(あかさか・すいぶんむら)で実際に起こった猟奇事件を描いた実録もの。
河内音頭では欠かすことのできない最大の演目だ。これを、劇団1980(いちきゅう・はちまる)が、現代の視点から、その意味を問う。
原案、李闘士男。作・演出、藤田傳。音楽、古澤良治郎、猪野陽子(上々颱風)。
2月1日から4日まで、池袋駅西口・東京芸術劇場中ホール(tel:03-5391-2111)で。1日(木)、2日(金)は午後7時開演。3日(土)、4(日)は午後2時開演。一般当日、4000円。高校生以下、1500円。3日は、高齢者(65歳以上)・身障者割引あり。