バグダッドのセントラル子供病院、モハメド医師からのメールです。
彼は、今年2月から半年間、名古屋大学病院で研修医として医療技術を学び、8月末にイラクに帰国しました。(2004年11月8日)
友人のみなさん、
重要なことをお伝えしなければなりません。サウジアラビアのイスラム指導者たちがイラク国民に、外国軍の支配とたたかうようよびかけました。また、イランのシーア派指導者も、イラクの人々に占領支配とたたかうようよびかけています。イラク国民にとってはすばらしいこの2つのニュースは、事態を一層悪化させるでしょう。イラク国民はこれら指導者たちを信頼しています。日本はこの点について考えなければならないと思います。日本の軍隊も外国の軍隊ですし、米軍を支援していると見られているからです。みなさんは何を待っているのですか。もっと多くの日本人の命が失われるのを待っているのですか?!
イラク国軍は昨日、北部のクルド人自治区を除いたイラク全土に非常事態宣言を出すことを決めました。昨晩、
ファルージャへの攻撃が始まりました! 私たちは民間人の命が助かるようにと祈りを始めました。米英軍は日曜日の朝から
ファルージャ市を完全に包囲してしまっています。
みんな大きなストレスにさらされた状態です。ずっと祈りをささげています。
みなさん、書き続けられません。今の事態が心配で心配でならないのです。つい数時間前に
ファルージャの病院が爆撃され、医療関係者がとらえられたというニュースを聞いたところです。新しいニュースが届くのをまって対処しなければなりません。
*この文章は、2004年11月8日、「
非戦音楽人会議」の各メンバーへ送られてきたものです。