「ちょっと、痛いっちゅーねん。人の足踏まんといてや〜」ということです。
俺の普段の発言及び有り様が「政治的」なのかどうかは良く分かりませんが、抵抗はさせてもらうで〜、ということが常にあります。で、出来うることなら非暴力で、音楽で、というのが俺の願いです。もし俺がミュージシャンじゃなく、居酒屋の店員であったとしても、花屋の店員であったとしても、そう感じ、また行動もするでしょう。
チェチェンや西パプア、アチェのような、ある種世界から「見捨てられた場所」では、権力を持つ者達の、桁違いの悪逆非道が進行しています。追い詰められ、最後の最後の唯一残された手段としての「抵抗暴力行為」のみが取りざたされ、それらのみを「テロ」と定義し非難するような大衆操作の中で(マシな反応でも「報復の連鎖を断て!」というような「喧嘩両成敗」の論理)、少しでも正確な情報を交換し合い、世界にこれ以上孤立する者を作らせないぞという想いを込めた、そんな「音楽人」の集まりがここ日本にもあっていいと思います。
北オセチアの学校人質事件が大々的に(一時的に)報じられても、例えば1995年のロシア軍によるチェチェン大虐殺に於いて20万人もの市民が瞬時に殺され、その内の4分の1が子供であった、というような恐るべき事実は、殆どの日本人が知らないままなのです。
第一義は「私は非戦を宣言します」。そしてそれぞれが出来うる範囲で緩やかに連帯する、ということでいいでしょう。ちなみに、俺はかなり「出来ること」しかしない人間です。
今までも、そしてこれからも『個人非戦音楽人行動』は続けるつもりです。連帯した方がより「効果的」な場合はそれも大いにアリ、というぐらいのスタンスで、『
非戦音楽人会議』の「発起人」に名を連ねようと思っています。
絶唱も、叫ぶのも、歌うのも、ハモるのも、はたまた鼻唄も、すべてアリでしょう。一人でも多くの「音楽人」が「発起人」に名を連ねてくれることを願っています。そして、大げさですが、世界中の友人達もそれを望み、また注目していると感じています。
*この文章は、2004年11月8日、
ソウル・フラワー・ユニオンの中川敬氏から、「
非戦音楽人会議」の各メンバーへ送られてきたものです。
「
非戦音楽人会議」準備サイト
http://ilovepeace.com/
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