60年代には「ロコモーション」「アップ・オン・ザ・ルーフ」ほかのソングライターとして活躍、70年代には「君の友だち」「イッツ・トゥ・レイト」「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロー」ほかを自らがうたい大ヒットさせた、
キャロル・キング(43年)のベスト作品集が発売された(2001年12月5日)。
アルバムの中心となるのは、シンガー・ソングライターのアルバムとして金字塔ともいえる『つづれおり(タペストリー)』(71年)ほか、大スターとなった70年代の録音だ。上記の「ロコモーション」を除く彼女の代表曲はすべて網羅されている。
ジェイムズ・テイラーとのデュエットで歌われる「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロー」のライブや、珍しいところでは、62年に彼女がシンガーとして初めてヒットさせた「イット・マイト・アズ・ウェル・レイン・アンティル・セプテンバー」のオリジナルも収録されており、彼女の作品が、
ガーシュイン〜ティン・パン・アレーの時代の次に現れたニューヨーク系ソング・ライティングのカナメの一つであったことがわかる。
キングは決して上手なシンガーではなかったが、さすがに歌ごころは抜群であることが、改めて確認できるのも嬉しい。
Carole King official cite
http://www.caroleking.com/
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