ジェイムズ・ブラウンにセクハラを受けたとして、かつての女性従業員が訴えていた事件で、ロサンゼルス上級裁判所は、裁判の日程を2002年1月28日とした。
ブラウン側はこの裁判に対して真っ向から争い、これまで裁判所に訴えの取り下げを求めていた。結果としては、原告であるLisa Agbalayaさんが訴えていた「ブラウンおよび彼の会社による、女性社員すべてに対する差別」については、裁判所側は訴えを却下したものの、アグバラヤさんに対するセクハラ裁判自体は続行されることとなった。
アグバラヤさんによれば、彼女は1993年から、カリフォルニアにあったニュー・ジェイムズ・ブラウン・エンタプライズ社に勤めていたが、彼女を含めた女性スタッフたちがブラウンの性的な嗜好の対象にされていたという。
また、彼女がこれに対してブラウンに意見したところ、会社を辞めさせられたという。
これに対しブラウン側は、アグバラヤさんの退社は純粋に契約上のことであり、彼女は社内では不機嫌な従業員でもあったと反論、また裁判所に対しても、ブラウンの会社が現在はジョージアにある以上、同裁判所に裁判権は存在しないと主張していた。
(写真は『20th Century Masters: The Millennium Collection』)
James Brown-The Godfather Of Soul
http://www.godfatherofsoul.com/
Amazon.co.jp−ジェイムズ・ブラウン『ベスト・オブ・ジェームス・ブラウン』