「シャフトのテーマ」などのヒットで知られるソウル・シンガー、アイザック・ヘイズさんが亡くなった(2008年8月10日)。
日曜日の午後、メンフィスの自宅に家族が帰ったところ、ヘイズさんがランニング・マシーンのそばの床に倒れており、救急病院に担ぎ込まれたものの死亡が書くにされた。
死因は現時点では不明。
アイザック・ヘイズさんは、メンフィス・ソウルの牙城、スタックス・レコードのソングライター〜プロデューサーとして頭角を表わし、サム&デイブなど60年代ソウルの大ヒットを量産した。その後、シンガーとしても注目されるが、セルフ・プロデュースの上手な人物だけに、スキンヘッドにくわえ、上半身裸で金のチェインを巻いて舞台に立つなど、当時の黒人解放運動の高まりを背景にしたアイデアで「(奴隷制から解き放たれた)黒人のタフネス」をアピールし、大いに話題を呼んだ。
黒人映画としてブームとなった『シャフト(邦題、黒いジャガー)』(71年)で音楽を担当し、そのテーマ・ソングでグラミーとアカデミーの両賞を受賞した。
amazon-CD『Hot Buttered Soul』
amazon-CD『Ultimate Isaac Hayes: Can You Dig It?』(ベスト盤)
amazon-DVD『黒いジャガー』