西表島・船浮出身のシンガー、池田卓が主催する「
第2回船浮音祭り」が、4月20日、無事終了した。離島・イリオモテの中でもさらに遠いとされる船浮で行なわれたフェスティバル、今回は「
Save The Coral 2008」ともネットワークを組んで行なわれ、島の内外から400人の観客を集めた。
すべては島のために。資金は池田卓の持ち出しで、地域の人たち、友人たちのバックアップによって成立しているのがこの「音祭り」だ。池田によれば、昨年の第1回目が好評だったこともあり、今回は「前回に増して島の祭りになったと思います」。
「島の人、本島から来た人、本土から来た人…舞台から拍手で応えてもらったんですが、おおよそ均等の数だったと思いました」。
飛行機、船、陸路、さらに船…と、船浮の素晴らしい自然に触れるためには、都会から来る場合、けっこうな「気合」が必要だが、それでも「行こう!」と実行した人たちがこれだけいたということは素晴らしい。
「ぼくは自分の歌で、自分の島のこと、サンゴのこと、自然を訴えているつもりです」
「次回、もちろんやります。行政も宣伝で協力してくれますが、スポンサーなどなかなか望めないこういう時だからこそ、自分でやるんです。みなさんの色んなバックアップをお願いしたいですね」。
池田卓の熱い思いが、第3回目へとつながり、さらに充実した舞台となることを期待したい。
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『やえやまのみんなのうた/池田卓』