■Aretha Franklin
1942/03/25〜。ソウル・シンガー。テネシー州メンフィス生まれ。
60年代から70年代にかけて、人気女性歌手というだけに留まらず、黒人解放、女性解放の象徴ともなった画期的なシンガー。
高名な黒人牧師、C.L.フランクリンの娘として生まれ、彼女も若い頃からデトロイトの教会で目覚しい歌をうたう女性として知られていた。
その名声によりコロンビアと契約するが(60年代前半)、「ソウルの女王」として最高の評価を得たのはアトランティックへ移籍してからのことだった。
「Respect」「I Never Loved A Man」「Chain Of Fools」「Baby I Love You」「I Say A Little Prayer」「Think」など、ゴスペル・ルーツを明確に打ち出した情熱的な歌声によって、ジェイムズ・ブラウン、オーティス・レディングらと肩をならべる大きな存在となった。
現在はさほど目だった活動をしていないが、その威光は衰えることはない。
(July,2001)