1993年に結成された、関西を拠点とする硬派のロック・バンド。
メンバーは、中川敬(ボーカル、ギター、三線)、伊丹英子(ギター、ブズーキ、チンドン太鼓)、奥野真哉(キーボード)、河村博司(ベース)。中川敬を中心に、大衆のための音楽づくりを追及する。
パンク系のバンド、メスカリン・ドライブとニューエスト・モデルが合体して活動を始める。
93年11月の『カムイ・イピリマ』がデビュー・アルバム(キューン・ソニー)。94年、セカンド『ワタツミ・ヤマツミ』。96年、サード『エレクトロ・アジール・バップ』。99年、『ウィンズ・フェアグラウンド』。同年、ライブ・アルバム『ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ』(このアルバム以降、インディのリスペクトへ録音)。2001年、『スクリューボール・コメディScrewball Comedy』。
95年に起きた阪神淡路大震災をきっかけに、中川と伊丹はチンドン・ロック・バンド「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」を結成、さまざまなボランティア活動も続けている。モノノケ・サミットの2枚のアルバムは、日本の大衆歌の傑作を現代に紹介した名作として名高い。(JUNE2001)