■Dan Ikuma
1924〜2001/05/17。東京生まれ。
日本を代表するクラシックの作曲家。32年の血盟団事件で倒れた実業家、團琢磨の孫。 東京音楽学校(現・東京芸大)作曲科を卒業したのち、山田耕筰、下総皖一、諸井三郎らに師事した。50年に「交響曲イ調」がNHK管弦楽懸賞の特賞を受賞。
52年、初のオペラ「夕鶴」で高い評価を受ける。「夕鶴」は日本で生まれたオペラとして最も愛される作品となった。
童謡「ぞうさん」「やぎさん ゆうびん」などの作品も。晩年となった2001年3月には、歌曲集の大作「マレー乙女の歌へる」を発表した。
エッセイ「パイプのけむり」でも知られる。
日中文化交流協会主催の親善旅行で中国旅へ出かけ、心不全のため蘇州市の病院で亡くなった。七十七歳だった。