日本国憲法を正面からとらえたジャン・ユンカーマンの『映画 日本国憲法』が完成し、DVDとビデオで発売されることになった。
戦後60年目という節目の2005年、憲法の「改正」論議が激しくなってきたが、内外の著名人の発言を元に、日本国憲法の意義を改めて問い直そうというのがこの作品だ。
出演はジョン・ダワ−、ノーム・チョムスキー、ベアテ・シロタ・ゴードン、チャルマーズ・ジョンソン、日高六郎、ハン・ホングほか。本編映像は78分。リーフレット付き。
ユンカーマンは、アメリカの映像作家で、『劫火 ヒロシマからの旅』(1988)、与那国島の老漁師を描いた『老人と海』(1990)、エミー賞受賞作『夢窓〜庭との語らい』(1992)、ノーム・チョムスキーにインタヴューした『チョムスキー9.11 Power and Terror』(2002)などの作品で知られる。
音楽はソウル・フラワー・ユニオンが担当。「戦火のかなた」「水平歌」「キャラバンに恋歌」「ヴェトナミーズ・ゴスペル」「フリー・バルーン」などが挿入歌として聴くことができる。