古典の大御所だが、様々なジャンルのミュージシャンとも交流する人物。安冨祖流絃声会会長。1932年、本島・知念村生まれ。小さな頃から三線を手にし、24歳の時に宮里春行に師事。91年、「うた・三線21世紀への饗宴」ではオーケストラ風に三線音楽を組織し話題となった。ザ・ブームがテーマ・ソングを歌い、三線奏者3000人を一堂に集めたイベント「天に響(とよ)めさんしん3000」(95年)でも中心的人物として活躍。2000年の5月、島袋正雄と共に沖縄の芸能部門としては初の人間国宝に指定されることが発表された。