沖縄芝居の重鎮である仲田幸子の孫、仲田まさえ（正江）が、ついに本土デビューすることになった。
　仲田幸子の「でいご座」の看板女優であり、才色を兼ね備えた彼女は、島唄や沖縄芸能のファンにはこれまで密かに注目されていた存在だった。
　マキシ・シングル「千夜千夢」（泪橋レコーズ）は、タイトル・ソングと「光の詩」の、リミックス・バージョンなどもふくめた計６トラック入り。中国の弦楽器「京胡」の名手、呉 汝 俊（ウー・ルーチン）をゲストに迎え、幻想的な世界が展開されている。優しい彼女の声は、凪いだ亜熱帯の夜の海で天女が舞っているかのようだ。
　発売は2003年３月26日が沖縄先行発売、同５月末に全国発売となる。

仲田まさえ：那覇市出身。二十歳の時にでいご座に入団。2003年で芸暦10年目を迎えた。
　1997年、琉球民謡協会の最高賞（三線）を受賞。98年、琉球舞踊新人賞受賞。99年、仲田明美（母）とともに初めてのアルバム『でぃぐぅ』をリリース。2001年、映画『マブイの旅』（出馬康成監督）に出演。

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