アイヌの伝承音楽をベースに新しいポップ・ミュージックを作っている
OKIが、東京公演を行なった(2002年7月9日)。
共演に、
アイヌ文化を伝承するシンガー、
安東ウメ子。
満杯のライブ・ハウスは、
OKIと安東に対する「未知」への関心が東京でも少しづつ高まってきていることをうかがわせた。
会場となったのは吉祥寺のスター・パインズ・カフェ。客席には、
OKIを新作のレコーディングに招いた角松敏生や、三味線(宮園節)の桃山晴衣、パーカッショニストの土取利行が顔を見せ、
OKIの音楽が幅広く注目されていることがわかった。
バンドは洋楽器といえるものはギターだけで、あとは各種打楽器を組み合わせた「ドラム・セット」と
OKIのトンコリが演奏陣。
OKIの妻であるレクポを中心とした男女のコーラスが舞台上手(かみて)に立つ、というセッティングである。
男性コーラスを担当していたフトシは、後半で民族衣裳に着替え
アイヌの踊りも披露した(写真)。