ジャスタ・レコード(エイベックス)が、2000年11月から始めた、ジャマイカ音楽(スカ、ロックステディ)復刻シリーズの一枚。
「ラウンジ・ミュージック」とあるように、選曲の基本はリラックスしたインストゥルメンタルのオムニバスだが、選曲者(山口佳宏)の目利きよく、聞き逃しを許さない不思議な魅力を備えた曲が多い。特に、かつてのレゲエ・ブームでは、観光バンドだという評価によって、ほとんど相手にされなかったバイロン・リー&ザ・ドラゴネアーズの魅力に焦点が当てられているのもユニークだ。
ポール・モーリアのイージーリスニング曲「恋は水色」、映画『シャフト』のテーマなど、足腰の関節を溶かされてしまうようなアレンジに驚かされる。(AVEX AVCD11887)
*JAMAICAN GOOD-GOOD OLDIES(あとの5枚):
KILLER SKA INSTRUMENTAL(AVCD11882)、NICE & EASY ROCK STEADY(AVCD11883)
SKIN HEAD REGGAE(AVCD11884)、WICKED SKA VOCAL(AVCD11885)
COVER SKA INSTRUMENTAL(AVCD11886)
*このシリーズと関連して、最高のスカ・バンド、スカタライツに捧げた『SKA STOCK』(AVCD11868)も。東京スカパラダイスオーケストラ、こだま和文、スカタライツらが参加した企画アルバム。