■Eric Clapton
1945/03/30、イギリス(Ripley,Surrey)に生まれる。ギタリスト、シンガー。
60年代に勃興したブリティッシュ・ロックを代表するミュージシャン。特にそのブルース系ギターが世界のロック・ファンに及ぼした影響は大きい。
ルースターズなどのローカル・バンドを経て、伝説のザ・ヤードバーズに入団、64年の『Five Live Yardbirds』で大評判を取る。その早弾きは「スロウ・ハンド」という異名を取った。
ジョン・メイオールのブルースブレイカーズを経て、クリーム(66〜68)を結成。続いて短命に終わったブラインド・フェイスやデラニー&ボニーなどでも素晴らしいギターを聞かせ(「レイラ」ほか)、その存在は神格化されていった。
70年に初めてのソロ『
エリック・クラプトン』を。
しかし麻薬に溺れるようになり、74年に『461オーシャン・ブールバド』で復活。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの名作「アイ・ショット・ザ・シェリフ」をカバーし大ヒットにつなげた。これはレゲエが世界的になる大きな弾みをつけた出来事である。
以後、コンスタントにアルバム・リリースを続ける。
90年8月、彼のクルー3名がスティーヴィ・レイ・ボーンと共にヘリコプター事故で亡くなり、翌91年3月には息子のロリ・デル・サント(当時4歳)を53階のアパートからの転落事故で失った。
この苦しみの時期を経て、ボーカリストとしての評価も高まった。
2001年6月、引退を表明。