エリック・クラプトンの広報担当が、世界中を駆け巡っている2001年8月引退のニュースを否定するコメントを発表した(2001年6月12日)。
コメントによれば、クラプトンは長いツアー生活を続行することは止めたいと考えているだけであって、レコーディング活動までストップするつもりはないという。
クラプトンの引退は、新しく子どもが生まれること、そして1年中、世界を飛びまわる生活に疲れ、トップ・ミュージシャンの生活よりも家族との生活を選んだことが理由とされてきた。
高名なミュージシャンが仕事に疲れ果てて、思わず口にしたことが大ニュースになることは、ままあることであり、また本人が全引退を考えたとしても、自宅のスタジオにこもってレコーディングに取りかかることなどはザラにあること。
クラプトンのような世界的なミュージシャンの「引退宣言」は、音楽業界の常識どおりにコトが運んだ、と言えるかもしれない。