沖縄の伝統的な島唄から新しい世代へと移るとき、「ちんぬくじゅうしい」「ゆうなの花」など優しい言葉で詞を書いたヒットメイカー、朝比呂志(あさ・ひろし)さんが亡くなった。
2007年12月13日、73歳。胃がんだった。
朝比呂志(本名、普久原朝弘=ふくはら・ちょうこう)さんは、沖縄市胡屋の出身。大阪薬科大学を卒業後、レコード店や薬局の経営をしながら、兄である
普久原恒勇(作曲家)と共に作詞を始め、上記の作品ほか「ヘイ!二才達(にーせーたー)」などのヒットを生み出した。
父親は
普久原朝喜。老舗である
マルフク・レコードの設立者であり、現在の伝統歌謡のベースを作った一人である。