1980年代末に起こったウチナー・ポップの到来を決定づけた8人組。エイサーを取り入れた力強い男たちの魅力と、上原知子(1958年〜)の美しいボーカルを二枚看板とし、晴れやかな舞台を追求する。徹底してウチナーグチにこだわるのも特色。リーダーは照屋林賢(49年〜)。林賢は、知名定男のバック・バンドを経て、77年に同バンドを結成。試行錯誤ののち、85年のCMソング「ありがとう」でブレイクする。90年に本土デビューし、以後コンスタントにアルバムを発表。93年、レコード大賞特別賞受賞。林賢は、映画監督、舞台の音楽制作、自己のレーベルの運営と幅広い活動を行ない、2000年には久保田麻琴、細野晴臣、上原と、KALABISAというユニットも結成した。上原知子は林賢の妻。上原のソロは『小夏(くなち)』(2000年)で3枚目。