一方で、こういった国内のムードに反すると判断されたミュージシャン、バンドの音楽は、実質の放送禁止状態が続いている。
「America: A Tribute To Heroes」を放送する全米最大のラジオ・ネットワーク、「
クリア・チャンネル・コミュニケイションズ」は、Beats21の既報とおり、
ジョン・レノンの「イマジン」ほかの「問題曲」を実質の放送禁止歌としてリストアップし系列局に通達、批判の的となったが、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンなどは全曲が対象となり、現在でもエアプレイは控えられている。
レイジのトム・モレーロは、彼らのホームページでテロの犠牲者に深い弔意を表わし、次のようにメッセージを発信している(一部)。
「(事件が起きた)火曜日、犠牲者はアメリカ人だった。しかし、私たちがこの週にテレビで目撃した恐るべき光景は、世界の他の地域で一定して発生していることなのだ。そして、このような暴力は、きわめて頻繁に、私たちの国(米国)と私たちの国に庇護されている国によって、(地球上の各地域に)割り当てられてきたものなのである。私たちは、このような暴力に対して一致団結して立ち向かわなくてはならない---どんな暴力であろうとも、どこで起ころうとも、宗教的狂信という名のもとであろうと、私たちの国のエリートの名のもとで行われようとも」
(写真は、レイジの2000年のアルバム
『レネゲイズ』)
rage against the machine
http://www.ratm.com/