那覇市が、
沖縄の歌や踊りほか文化全般を多角的に紹介するサイト「オキナワ・カルチャー・アーカイブ」をスタートさせた(2003年4月)。
「遊ぶ」「学ぶ」「つくる」「聴く」などとカテゴリーに分けられ、さまざまな分野の音声(音楽)や解説、写真、動画などを閲覧することができる。
またこれらの資料は、那覇市に申請すれば誰でも二次使用できるのも特色だ。
このサイトは、2001年の「
米・同時多発テロ」によって県内の観光産業が大きな打撃を受けたことに端を発している。那覇市はこれまで
沖縄にゆかりの歌手やライター、カメラマンらと接触、二次使用の許諾を含めて1700余の資料を集めた。カメラマンの垂見健吾ら高名な人物が資料を提供しているのも注目されるが、雑文的な内容の文章もある。
ともあれ
沖縄観光へ出かけたい人のガイドはもちろん、検索機能もあり、専門的な用語解説なども充実している。自治体が始めたこの手のサイトとしては非常に魅力的だといえよう。