リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストが、2001年11月19日、シドニーで行われた少女圧死事件の審問で、事実と異なる発言をしていたと批判された。
2001年1月26日、シドニーで行われた
リンプ・ビズキットのコンサート「Big Day Out」で、16歳のJessica Michalikさんが大観衆によって押しつぶされるという事件が発生した。
ジェシカさんは同月31日に病院でなくなったが、ダーストは、事件のあと彼女の病室を見舞い、その家族とも連絡を取り合っていると発言していた。
11月19日の審問では、この発言を記録したビデオが法廷で公開されたが、事件の担当捜査官は、彼がジェシカさんの枕元へ駆けつけたという事実はないと否定した。
またこの批判とは別に、コンサートの保安責任者からは、イベントの混乱はバンド側の姿勢にも問題があるとの指摘がなされている。
過熱するコンサートの中、保安スタッフは危険を覚悟でケガ人を助け、事故の拡大をできうる限り防ごうとしたのに、彼らの態度はまるで非協力的だったと語っている。
フレッド・ダーストは、米・同時多発テロのチャリティ〜エイズ撲滅を訴えるCD「
ホワッツ・ゴーイング・オン」ではトリに登場し、「人々が死ぬことを、泣くことを、見ることは絶えられない」とうたっている。