2001年は、キング・オブ・レゲエ、ボブ・マーリーが亡くなって20年目となる年である。その命日は5月11日。
アルバム『Catch A Fire』は、彼のグループであるザ・ウェイラーズが世界へ撃って出た記念すべきメジャー・デビュー盤だが、2001年5月3日、オリジナル・ジャマイカ・バージョンをカップリングした2枚組が発売された。
今回のアルバム『Catch A Fire』(アイランド/ユニバーサル)は、録音された1972年当時、ロック色を付けるためにジャマイカで録音された音源をアメリカへ運び、ウェイン・パーキンス(ギター)などの音を加えたことが知られている。今回のアルバム『Catch a Fire-Deluxe Edition』は、アイランド・レコードがレゲエの世界進出を考えた「オリジナル盤」と、これまで未発表だったジャマイカ国内で作られた「オオモト」をカップリングしたアルバムである。
「THE UNRELEASED ORIGINAL JAMAICAN VERSIONS」と題された11曲は、以下のとおり。
トラック8の「ALL DAY ALL NIGHT」は、既発売アルバムには含まれていない曲。トラック3の「HIGH TIDE OR LOW TIDE 」は、93年のボックス・セット『Songs Of Freedom』に収録されていた。
- CONCRETE JUNGLE
- STIR IT UP
- HIGH TIDE OR LOW TIDE
- STOP THAT TRAIN
- 400 YEARS
- BABY WE'VE GOT A DATE (ROCK IT BABY)
- MIDNIGHT RAVERS
- ALL DAY ALL NIGHT
- SLAVE DRIVER
- KINKY REGGAE
- NO MORE TROUBLE
なお、今回のアルバムは要望の多かったジッポのライターをかたどったデザインに戻しているが、オリジナルLPのように開いたりはしない。
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