Jay-Zとの共作アルバム『BEST OF BOTH WORLDS』が評判になっているR&B界のトップ・シンガー、
R・ケリーが未成年の少女と性的な関係を持ったとしてまた訴えられた(2002年4月29日)。
今回の訴え(民事訴訟)は、パトリース・ジョーンズという現在20歳になる女性から起こされたもので、彼女が16歳だった98年12月、シカゴの街中で
R・ケリーに声を掛けられ、その直後から約9カ月にわたり性的な関係を持ち続けたという。
R・ケリーの地元であるイリノイ州では17歳より下の未成年者と性交渉を持つことは違法行為である。
訴えによれば、この関係により彼女は妊娠したが、ケリーによって堕胎を強制され、そのために彼女は今もなお心的な傷害を負ってしまったという。
ジョーンズ側はこの訴訟で5万ドルの損害賠償を求めている。
いっぽう、ケリー側は訴えに対して一歩も引くことはないと会見を開き、高名な
R・ケリーをでっち上げの嘘で脅かせばカネを搾り取れるだろうと思うのは大間違いだと主張している。ケリーは「歩くATM(自動現金支払機)」ではない、支払機はもう閉じてしまったのだ、と弁護士は語っている。
しかしながら、つい先日、別の二人の女性からの同様の訴えを示談で終らせたばかりというのに、
R・ケリーには新たな頭痛の種が発生したかっこうだ。
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