セクシュアルな歌で人気の高い
R・ケリーと未成年の少女が、性行為に及んでいるとされるビデオ・テープがシカゴ警察の手に渡ったことから、同警察が本格的な捜査に着手したことが分かった。
2002年の冬季オリンピックの開会セレモニーにも出演した
R・ケリーはしかし、そのテープはニセモノであり、R&B界のトップ・シンガーの一人として活躍する彼を憎む者のしわざだと反論している。
問題のテープは、『シカゴ・サン・タイムズ』に郵送されてきたもので、約30分間の映像が映っているという。同紙はこのビデオのコピーを警察に送り、捜査が開始された。
R・ケリーはこの事件以外にも、同様の裁判を抱えている。
それはエピック・ソニーに研修生として務めていた当時17歳の女性が訴えている事件で、ケリーは大物としての自分の立場を利用して2000年5月から2001年3月まで、彼女にセックスを強要し続けたというもの。
この件でケリーは、彼女から5万ドルの損害賠償請求を受けており、彼は2002年2月21日に法廷で証言することになっている。
またこれに先立つ1998年には、15歳の少女がケリーからグループ・セックスをふくめた性交渉を求められたという裁判があり、この件はケリー側が約25万ドルを支払うことで和解している。
この2件を担当した原告側弁護士によれば、今回のセックス・テープは、これまでの事件と何らかの関係があるとしている。
R・ケリーは、まだ15歳の新進シンガーだった
アリーヤと1994年に結婚したこともあった。