2001年11月にガンで亡くなった
ジョージ・ハリソンさんの遺品が、かつての親族によって売りに出されようとしていた。
ハリソンさんの妻であるオリビアさんは、ロスアンゼルスの法廷に、彼女のかつての義理の兄弟が遺品を売り払うことを差し止める訴えを起こしていたが、2002年1月11日、これが認められた(一時的制限命令)。
問題の人物はオリビアさんの姉妹の元夫で(86年に二人は離婚)、現在の妻と共にハリソンさんの遺品を盗み出したというもの。この人物は、かつてロスのベルエアにあったハリソンさんの自宅に住まいすることを許されていたが、80年に地すべりによって家が部分崩壊した時、ハリソンさんの持ち物を勝手に持ち出していた。
ハリソンさんが亡くなった直後、この人物の不審な行動に気付いた関係者が内密に調査、そしてFBIがファンになりすまし捜査したところ、事件が発覚した。
売却されようとした遺品は10箱の量におよび、彼は100万ドルを要求したという。この中にはビートルズの珍しいシングル盤、数々の記念写真ほか、支払い明細書までもあった。