そして3年間、毎日、沖縄を想っていました。私はいつも沖縄を想っています。あの光を忘れたことはないです。あの空と海が褪せる事はなかったです。それでも、沖縄はいつも遠かったです。
だけど、遠かったから、私の歌は続いたのかもしれません。届かないから、届くように、いつも祈り、想い焦がれてきたから
Coccoの歌はここまでこれたのだと想います。
私が、これから先、沖縄でライヴをする事はないと想います。私の歌は多分、全てが「沖縄」なので、あまりにも風景と歌が重なってしまうからです。
私はきっと歌えないでしょう。それはそれはあまりにも眩しくて、夢のようで、美しすぎて、私は歌えないと想います。
私が雪を歌う時も、私が山を歌う時も、何をどうしても私の心は、沖縄にあります。
沖縄に、届くように、こんなに遠い場所から声をあげ、手を振ります。
馬鹿みたいに沖縄を愛しています。
私には、沖縄を語ることも、沖縄のために歌うことも、不可能です。私が語るよりもっと沖縄は深くて、私は自分のために歌うからです。
だから、私はきっと、いつも期待には応えられません。ただ、私の心はいつも沖縄にあるということ。確かなのは多分、それだけです。沖縄を愛しく想い焦がれています。
どうか伝わりますように。