銃の不法所持、買収容疑で起訴されているアメリカを代表するプロデューサー、ラッパー、
ショーン・パフィ・コムズSean "Puffy" Combs の公判が、2001年1月29日に再開された。1999年12月27日にニューヨークのクラブで起こった発砲事件で、検察側は、パフィ・コムズはクラブに入る前から銃を所持し、口論が始まった時には彼自身が銃を天上に向けて発砲したと主張。いっぽう弁護側は、彼は銃すら持っていなかったと否定した。
検察側によれば、事件はパフィ・コムズがクラブで近くの男性が持っていた飲み物をこぼしたことから、その男性と口論となり、騒ぎが広まった。そして誰かがパフィ・コムズの顔をめがけて札束を投げつけたことがきっかけとなり、彼に同行していたラッパーの
シャインJamal "Shyne" Barrowも発砲。周囲にいた3名にケガを負わせた、という。今回の公判は、31日まで続く。
パフィ・コムズは、1)他者を狙うために弾丸を装填した銃を所持したこと、2)仕事場あるいは自宅以外で弾丸を装填した銃を所持したこと、3)有利な証言を得ようと現金および宝石によって目撃者を買収しようとしたこと、以上の3件で起訴されている。