現在のアメリカのポップ・ミュージックで最高の人気を誇るプロデューサーの一人、
ショーン・パフィ・コムズが窮地に立たされている。99年12月27日、ニューヨークのナイトクラブ(クラブ・ニューヨーク)で起こった銃撃事件で、被害者の一人が、会場に居合わせただけだと無実を主張しているコムズに対して、コムズ自らがピストルを抜いていたとニューヨーク・デイリー・ニュース紙(2001年1月6付)に語った。
ナターニア・リューベンというこの女性は、コムズが無実を主張し世間に同情を買おうとしているのは非難すべきこととも言っている。彼女はこの事件で顔を撃たれ、訴追側にとって最も重要な人物とされていた。彼女は1月17日に行なわれる次回の審判でも証言台に上つ。
これに先立つ2001年1月11日、本件で最も重い殺人未遂と暴行の罪に問われている人気ラッパー、
シャイン(コムズのバッド・ボーイ・エンタテインメント所属)に対する予備審問が開かれている。続いてコムズらも出廷する予定。
コムズはこの事件で、銃の不法所持、買収容疑で起訴されている。彼の銃は、クラブ内の事件で使用されたものとされており、彼が事件後、クラブを出て警察に尋問された場所に落ちていた。コムズの運転手であるウォーデル・フェンダーソンは、5万ドルで銃は自分のものであると主張するようコムズとボディガードのアンソニー・ジョーンズから頼まれたとされている。
なお、コムズが当夜同伴していた女優のジェニファー・ロペスは告訴されていない。