水曜日(2003年7月16日)に亡くなった
セリア・クルースさんの第1回目の葬儀が、マイアミで行なわれた(7月19日)。キューバ音楽〜
サルサ最高の女性歌手の死を、7万5千人余という参列者が悼んだ。
彼女は
革命以前のキューバにあっても、またアメリカへ亡命後の
サルサの時代にあっても、精力的な活動を続け常に筆頭に君臨した女性だった。
ハバナに生れた
セリア・クルースさんは、若い頃からその音楽の才能を発揮した女性で、特に、50年代のトップ・バンドであったソノーラ・マタンセーラのリード・シンガーとして迎えられてからは、カリブ海諸国を中心としたスペイン語圏で圧倒的な人気を博した。
キューバ
革命(1959年)のあと、60年にアメリカへ亡命し、ニューヨークを拠点とした
サルサ・ムーブメントの土台をなす人物の一人ともなった。それ以後も、世界中を闊達に飛び回り、また頻繁にレコーディングを行なうなど、名実ともに「
サルサの女王」として大活躍してきた。
そんな彼女も病魔には勝てず、ついに78歳の生涯を閉じることとなった。死因は脳腫瘍。ニュージャージーの自宅で亡くなったと発表されている。
7月22日には、ニューヨークのセント・パトリック教会での葬儀が予定されている。
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