アイヌ・ミュージシャンの
OKIが、国後島の「友好の家」(通称、ムネオハウス)を訪れ、その様子を語った(2002年9月7日付)。
非政府組織(NGO)「ピースボート」のゲストとして、8月27日に訪れたもので、これはビザなしの渡航だったことで新聞でも大きく報道されたもの。
OKIによれば「ムネオハウスは4億円もかけて建設されたと言われているけど、専門家に見てもらったら、建築資財の輸入にどんなにお金がかかったとしても1億円にも届かないと言われた。スリッパから蛍光灯にいたるまで、全部日本製で、しかも地元の人が使用するための家ではなく、中を見れば、国後島にやってきた日本人のためだということがわかった。地元のためになんか、なっていない」
「国後島は、自然にあふれた島で、野菜などは困ることがあるようだけど、魚なんかは入れ食い状態で、大きいのがすぐ釣れるほど豊かな場所だった。日本の生活からすれば、貧しいとか何とか言うんだろうけど、決してそうじゃない」
写真は、リード・ボーカリストのレクポと。