ジミ・ヘンドリクスの親族による会社、エクスピリエンス・ヘンドリクスが、ジミの無名時代のレコーディングの権利を持つとされていたPPXエンタープライズ社に対して起こしていた裁判に勝訴した(2002年7月5日)。
ジミ・ヘンドリクスは、65年から短い期間、Curtis Knight and The Squiresというグループに加わり、スタジオ、ライブを含め計61曲のレコーディングを残した。これらの中で、PPX社のスタジオで録音された楽曲に対し、親族が訴えていたもの。
親族側は、同社は1973年に行なわれた取り決めに背き、これらの曲を発売する権利がないと主張していた。PPX社は、すでに口頭でエクスピリエンス・ヘンドリクスと合意に達していると反論していたが、ロンドンで行なわれた裁判では、PPX社の意見が退けられるかっこうとなった。
裁判所は、33のマスター・テープ以外、PPX社は今後発売することも、他人に貸すことも出来ないとし、また33のテープについても、今後はロイヤリティを支払わなければならないとの判断を下した。
写真は、
Jimi Hendrix with Cutis Knight & The Squires『Knock Yourself Out』